知らないと恐ろしい耐震の話。建築家と建てる家 R+house薩摩川内

 

 

R+houseのブログをお読みいただきまして、

ありがとうございます。

毎週土曜日担当のヒナタです!

また1週間が経ったんですね・・・。恐ろしい。

 

 

今日は、そんな時の流れの早さよりも恐ろしい、

耐震のお話をしようと思います。  

 

 

 

大体の人が一生住む家、安心して住みたいですよね。

家づくりは特に、

人生の中で大きな大きなお買い物です。

地震が来ても、台風が来ても、

壊れる心配のない丈夫な家に住みたいものです。

 

 

例えば、「耐震等級3だから、大丈夫」という言葉、

耳にしたり、目にしたりする方もいるかと思いますが、

実は、必ずしもそうとは限らないのです。

重要なのは、それが、

許容応力度計算によって出されたものなのか

許容応力度計算は、構造計算システムに図面を入れて、

コンピューターによってNGを全て無くし、

全てがOKになって初めて、家を建てることができます。

こうして、

あらゆる荷重にも強い、丈夫な家が出来るのです。

 

これが天辰のモデルハウスの構造計算書です。

かなり、年季が入っていますね。(笑)

 

 

結構な分厚さ!!!

340ページ!!!

 

 

この許容応力度計算は、時間もかかる為、

やりたがらない工務店も少なくありません。

 

 

ところが、「4号特例」というものがあり、

特定の条件下で構造計算の審査を省略できるのです。

設計士が良いって言えば、建てられちゃうんです。

もちろん計算や仕様のルールはありますが、

構造計算書は提出する必要が無いので、

極端に言えば、

経験や勘で建てられても、おかしくないのです。

 

 

これは、当たり前に問題になっており、

廃止すると発表されたこともありました。

ところが、それはそれで、

「やり方が分からない」などと問題になり、

結局、廃止の発表は、廃止されました。

 

命に関わることなのに、

とんでもない特例です・・・。

 

 

そして、制震ダンパーもよく耳にしますが、

これも耐震があって初めて意味があるのです。

 

今助かっているのは、

たまたま地震が来ていないから。

 

「地震が来なければ大丈夫なんでしょ?」

「地震来ないだろうし、いいや」

と言われたらそれまでですが。

 

 

「いや!丈夫な家を作りたい!」

という方は、工務店などにに行かれた際は、

ぜひ、「許容応力度計算」かどうか、

聞いてみてくださいね。

 

 

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最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

 

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