R+house 建築家との家造り 薩摩川内モデルハウスから(4曖昧な空間の持つ魅力)

タマルハウス R+houseのブログをお読み頂きまして

ありがとうございます!

R+houseのモデルがあります川内よりお届けしています。

最後までお付き合い頂けると嬉しいです♪

 

前回は道路から建物までの距離に着目してお話しました。

R+house 鹿児島で建築家との家造り 薩摩川内モデルハウス(3道路からの距離で見る 建築家さんの視点)

 

今回は,アプローチから中庭のお写真を通して

お話していきたいと思います。

 

 

お写真から玄関前の広々した空間の様子を

お伝え出来ているでしょうか?

ココから見えてくる建築家さんの視点とはどんなものでしょうか?

 

空間がもたらす余裕

余白の美しさ

建物の奥に抜ける視線から広がり

帰宅した人を向かい入れる温かさ

などなど。

色々と思い浮かびます。

 

今回は,内と外のあいまいさ というところに

着目してお話したいと思います。

私の独自の視点でお話します。

建築家さんの本意とは必ずしも一致しておりませんので

ご了承いただき,皆さんもご一緒に考えながら

読み解いて頂けると嬉しいです。

 

曖昧…とは。

一つの表現や文字列,項目などが2つ以上の意味にとれること

もしくは,周辺が不明瞭な事である。  Wikipedeiaより

 

私が曖昧と感じた部分はこちら 

この水色のラインで囲まれた部分

中庭から見ると⇩な感じです。

1枚の壁を挟んで表と裏から見る世界観は全く違いますね。

この2枚のお写真からだけでもたくさんの気づきがあると思いますが

外側から見た時の曖昧さについてどのように感じられましたでしょうか?

 

私は,プライベートな空間とパブリックな空間を

緩やかにつなぐ 曖昧さを感じました。

 

玄関ほど厳格な仕切りは感じません。

かといって無断で入れるほど開放的ではありません。

けれども,玄関から入るよりは

プライベートな空間への敷居の高さが

格段に低くなっています。

 

子供さんがいらっしゃる場合

お友達と遊ぶ際にお家の中で遊ぶと

お互いに気を遣う部分があるかもしれませんが

この空間を通って中庭で遊ぶのであれば

気軽な感じがしないでしょうか?

また、道路で遊ぶよりも安全性は格段に上がります。

 

お友達やご近所さんとBBQなどをするときも

玄関からではなく直接中庭に入っていただくことで

招く方も招かれる方も

気軽に行き来しやすくなるのではないでしょうか?

 

昔ほど家への人の行き来が頻繁ではなくなりましたし

完全に閉じてしまってプライベート空間を確立させることも

可能ではあると思います。

ですが,あえて曖昧な空間を開けることで

訪問いただく方もそして住まい手に取っても

心のゆとりを与えることになるのかなぁ。

思いました。

 

そういう意味では

内にも外にも開いているという2つ以上の項目にとれるので

曖昧であるといえるのかな。と思います。

 

長くなりましたが最後に私のエピソードを!

小学校の時に田舎の祖父母と2年ほど暮らしました。

家は今でいう旗竿地にあり,前のお宅には塀もなかったので

敷地を通って家に入ります。

また隣にもお宅があり塀で仕切られていましたが、

祖父母宅の玄関近くの塀は人が通れる分だけ開放されていました。

前のお宅の敷地を通るので,登校時も下校時も

おじちゃんおばちゃんと話をします。

お隣にはお友達がいましたので,塀の抜け道を通って

勝手に行き来してました。

朝ご飯を食べに食堂に降りると知らないおじさんが

ご飯を食べていたこともありました!!!

昔の住まいはおおらかで曖昧なところだらけでしたね!

そんな繋がりは、今はありませんが

こうして曖昧な空間が人をつなげてくれるといいなぁ!

と思います。

 

最後までお読み頂きましてありがとうございました!

次回は,中庭をどんな風に使おうかな!?と言う視点で

見ていきたいと思います。

 

来週の火曜日にお会いできることを

楽しみにいたしております。

 

 

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